話題の政治用語(ページ2)
・副首都構想
日本維新の会が進める計画で、東京に代わる「もう一つの首都」をつくろうという考え。大地震などで東京が機能しなくなったときに、政治や行政を続けられるようにするのが目的。
副首都になる地域はまだ決まっていないが、維新が掲げる「大阪都構想」と関係が深く、大阪を想定しているとみられる。条件として、経済活動が活発で、東京と同じ災害で被害を受けにくい地域であることが挙げられている。
期待される効果は、災害時のバックアップ、一極集中の緩和、地方の活性化など。一方で、国会や官庁を分散させる非効率さや建設コストの高さも課題。海外では韓国のセジョン市、エジプトのニューカイロなど、同じように首都機能を分ける動きもある。
・首相指名選挙(首班指名)
国会で「次の首相をだれにするか」を決める正式な選挙。日本国憲法67条に書かれていて、衆議院と参議院の両方で国会議員の中から1人を選ぶ。
選び方は、まず全員が投票して、過半数を取った人が首相になる。もし誰も過半数を取れなかったら、上位2人で決選投票をして多いほうが選ばれる。
衆議院と参議院でちがう人が選ばれた場合は、話し合い(両院協議会)をする。それでも決まらなければ「衆議院の決定」が優先される。
衆議院選挙の後や内閣がやめたときなど、新しい首相を決める場面で必ず行われる。
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